<<参考情報>>reference
・1934年(昭和9年)に江戸開創の札所を再興
・宮城県南部の柴田町、村田町などに点在している。
・街中は大きな寺院が多いものの山側では堂宇が多く廃寺のところもある。案内板などは見られない。
・巡拝は柴田町東禅寺から始まり大河原町へと進んでいく。街中は容易に進むものの、後半の村田町に入ってからはぐっと様子が変わる。山間に入り移動距離も延び、わかりずらい場所が多くなる。特に川崎町に至ると木陰に堂宇が佇むような場所が増える。難易度は高く事前準備が必要。
<<ぷち情報>>petite info
行きはよいよい、帰りはこわい。
旅の舞台は宮城県南部。旧柴田郡と呼ばれた地域に広がる観音霊場である。大河原町の街中にある立派な寺院を訪ねることから始まるも、終盤は山深くに至り、ぽつねんと佇む御堂を訪ね歩いて行くことになる。
今回の口絵の東禅寺は、柴田三十三観音霊場の第一番札所。国道4号線の大きな高架の下に伽藍を形成している。壮麗な山門を有し堂々たる本堂を抱いている。本堂の屋根は唐破風と千鳥破風の二層の重厚な造りとなっており見る者を飽きさせることがない。