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三十三観音


 

<<参考情報>>reference

・元文元年(1736年)、医光寺覚雄法印による創設と云われる

・群馬県の東、旧勢多郡に分散。

・案内板や目印等はない。廃寺多い。

・巡拝はわたらせ渓谷鉄道の水沼駅付近から始まる。順打ちするとなると、渡良瀬川を行ったり来たりとなる。上流あるいは下流から徐々に川沿いに札所を訪ね歩くことをお勧めしたい。結願は大間々で迎える。廃寺の場所が多いの事前の準備をしっかりと。

 

 

 

<<ぎゃらり>>gallery

 

 

 

<<ぷち情報>>petite info

この「東」に関する資料が乏しい。
調べてみると、みどり市は2006年に群馬県新田郡笠懸町、山田郡大間々町、勢多郡東村が合併しできた比較的新しい市。ここに気になる「東」が出てくる。あづまと読む。この東村は1889年の町村制施行により南勢多郡の花輪村、荻原村、小夜戸村、小中村、神戸村、座間村、草木村、澤入村が合併し誕生。明治初年時点では前橋藩領であったらしい。さらに時代をさかのぼっていくと、この「勢多」なる郡名の初見は『続日本紀』で勢多郡少領(郡司の次官の意味)として上毛野足人が記され、この地の権力の座にあったことが出てくるとか。これらの情報から鑑みると、古くからこの地域は「勢多」として親しまれており、江戸中期にこの霊場が開創されたころ、またその地域は勢多の東部に位置し、東三十三観音と命名されたのではないだろうか。
今回の口絵の常鑑寺は、東三十三観音の第一番札所。急峻な階段を上り境内へ。狭い土地に大きな本堂が建立されており、石段をのぼりつめると、目の前にで~んと本堂が迫りくるように建っている。絵は本堂の横から、斜めに見るアングルでスケッチをしている。

 

 

 

東三十三観音 水彩画 リストA 休日画人の古刹めぐり
東三十三観音 水彩画 リストB 休日画人の古刹めぐり

 

 

 

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東三十三観音 水彩画 リスト 休日画人の古刹めぐり