BUSHUKATSUSHIKASAIGOKU33

武州葛飾西国三十三観音


 

<<参考情報>>reference

・1768年(明和五年)以前の開創との情報あり。

・埼玉県北東部の春日部市、杉戸町、幸手市、久喜市などに点在。

・1/3が廃寺となり、石仏だけが在りし日の面影を留めている場所もある。

・この巡拝はスタートからつまずくことになる。廃寺。次に杉戸町、宮代町、幸手市と進むものの、廃寺が多く手ごわい。後半は春日部市内および周辺をめぐるルートとなる。難易度は高く充分な事前調査が不可欠。

 

 

 

<<ぎゃらり>>gallery

 

 

 

<<ぷち情報>>petite info

葛飾って広いなあ~。

茨城県南部にも葛飾坂東三十三観音がある。そしてここ埼玉県南東部には武州葛飾西国三十三観音。帝釈天で有名な東京都葛飾区柴又もある。

ネットで情報を集めると、中世の下総国(千葉県北部)に葛飾郡なるところがあったそうな。17世紀に下総国葛飾郡と武蔵国葛飾郡に分割され、1889年には東京府、千葉県、茨城県、埼玉県に葛飾郡が割譲されたようである。現在いろいろなところで葛飾の地名を見るのはこのような歴史によるものらしい。さて今回の武州葛飾西国三十三観音は、上記でいうところの埼玉県に分割された部分のようだ。八カ所がすでに廃寺。石碑だけの場所もあり、かなり衰退が進行している。

今回の口絵の延命院は、武州葛飾西国三十三観音霊場の第七番札所。国道4号線の杉戸町役場近く。街中であることもあり、フェンスで寺領が区分けされている。山門の前に立つと左手には本堂の大きな屋根、右手には鐘楼の屋根と、屋根の織りなす景観を楽しむことが出来る。

 

 

 

武州葛飾西国三十三観音 水彩画 リストA 休日画人の古刹めぐり
武州葛飾西国三十三観音 水彩画 リストB 休日画人の古刹めぐり

 

 

 

<<りすと>>list

武州葛飾西国三十三観音 水彩画 リスト 休日画人の古刹めぐり