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恵那三十三観音


 

<<参考情報>>reference

・宝暦8年(1758)開創。昭和60年再興。

・岐阜県の恵那、中津川地域に分布

・案内板や目印が各所に。

・巡礼は恵那市の中心部をめぐるところから始まる。縦長の長円を描くように、恵那市の東側を巡った後は南方へと駒を進めていく。中盤になると南端から戻り、西側の札所をひとつひとつ巡っていく。後半は恵那市の北部の札所をめぐり元へと戻っていく。

 

 

 

<<ぎゃらり>>gallery

 

 

 

<<ぷち情報>>petite info

時は霊場が開創される江戸中期。
この恵那の一帯は、岩村藩、苗木藩、そして幕府領(旗本含む)として統括されている。なぜこの霊場は恵那を冠しているのか?古くは6~7世紀に資料には、この地は美濃国恵那郡として認識されていたようである。「木曽」地をめぐる信濃国・美濃国の争いも多々あったようであるが平安期には荘園(遠山荘)として近衛家が所有。鎌倉・室町はこの遠山家子孫が領するも、戦国期では武田、織田などに翻弄され、江戸期になって、遠山氏の傍流が苗木藩や旗本となって明治維新までこの地を治めていくのである。ということで、恵那郡から名をもらい霊場の名に冠しているのである。その後明治時代にいくつかの寺院を加えて霊場が再興され、昭和60年(1985年)に再整備が行われ現在に至っている。
今回の口絵の禅林寺は、恵那三十三観音の第八番札所。膨らみ感のある大きな一つ屋根が禅寺の雰囲気を感じさせてくれている。石垣で囲われた一段高くなった境内には、本堂、鐘楼そして庫裏が訪れる人々を出迎えてくれている。

 

 

 

恵那三十三観音 水彩画 リストA 休日画人の古刹めぐり
恵那三十三観音 水彩画 リストB 休日画人の古刹めぐり

 

 

 

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恵那三十三観音 水彩画 リスト 休日画人の古刹めぐり