都賀三十三薬師


 

<<参考情報>>inforeference

・1796年成立との情報が散見される。

・栃木県栃木市の市内に大部分が点在する薬師霊場。都賀33観音に対し北東方向に広がっている。

・堂宇の比率が高く、廃寺も多く、案内板もない。

・巡拝は栃木市北西部の梅沢町の威徳院薬師堂から始まる。が、初段から難所が続き挫折しそうになる。順を追うごとに栃木市中心周辺の札所へ移っていく。しかしながら順打ちの試練かな、あちこちへ飛び歩くルートとなっている。終盤は都賀町周辺をめぐり、結願を迎える。難易度が高く事前調査が必要である。

 

 

 

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<<ぷち情報>>petite info

ずっと気になっていた。。。ここの薬師霊場。

栃木県の中央ちょい南のエリアに都賀の土地がありました。この都賀郡は時代の流れとともに、上都賀、下都賀に分かれ、また近隣の市に吸収合併され、現在は下都賀郡の一部が残るのみとなっています。そんな都賀郡には観音霊場の他に今回の旅の舞台となった薬師霊場が現存。観音霊場は以前に巡拝していたことから、残る薬師霊場の存在はずっと気になっていました。事前の調査ではあまりに情報が少ない上に廃寺が多く、巡拝ができそうもない、、、と思いあぐねておりました。とそんな矢先、地元の新聞に、薬師霊場のひとつである医王寺が大きく取り上げてありました。内容は忘れてしまいましたが、あまりのタイミングの良さにビックリ。これ天の声!と思い直し再調査を実施。廃寺になったところでも御堂が残っていたり、、等々調べ上げ、やっと巡礼にこぎつけるに至りました。しかしながら予想していたとおり、行きつ戻りつの珍道中。幾度となく挫折しそうに成りましたが何とか精一杯、巡拝を努めあげられてのではないかと思っております。

今回の口絵の円通寺薬師堂は、都賀三十三薬師霊場の第九番札所。円通寺はたいへん大きなお寺。薬師堂はでっかい本堂と向い合せの位置にある小さな六角堂。手入れの行き届いたお庭と植栽がとても清々しく気持ちを和ませてくれます。初めが肝心というように、初段の札所は難題続出です。事前の準備を忘れずに。

 

 

 

都賀3三十三薬師 水彩画 リストA 休日画人の古刹めぐり
都賀三十三薬師 水彩画 リストB 休日画人の古刹めぐり

 

 

 

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