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沼田坂東三十三観音

 

<<参考情報>>reference

・1767年(明和四年)僧恵満による開創と云われる

・沼田市と川場村に点在

・案内板等はほぼない

・沼田市北部の山の中、弥勒寺からスタートとなる。山を南に下りながら、東の川場村へと進む。中段で国道121号に出、西進して沼田市街中へ。最後は街中を北上しながら結願を迎えることになる。

 

 

 

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沼田市にもう一つ。。。

沼田市周辺には坂東三十三観音霊場の写し霊場も伝承されている。以前に紹介の1615年開創の沼田横堂三十三観音霊場と比べ、時代背景やその規模に差異がありそうである。ここ沼田坂東三十三観音霊場の開創1767年を真とするならば、150年の時を経、さらにその規模はの1/4程度のエリアであろうか。ほとんどが沼田市内にあり一部が隣接の川場村に創られている。時代背景は大きくことなり、沼田横堂三十三観音霊場は江戸初期いまだ戦国の余韻を残している時代であった。この150年の時の流れの中で、沼田周辺の領主は真田氏→天領→本多氏→黒田氏→土岐氏へと目まぐるしく変化し、政の不安定さが庶民の暮らしに大きな影響を与えただろうことは想像に難くない。そんな時代に沼田坂東三十三観音霊場は開創されている。以降約250年を経た現在では9ヶ所が廃寺となり、かなり衰退が進んでいる。

今回の口絵の弥勒寺は、沼田坂東三十三観音霊場の第一番札所。山の奥深くにあり、道が狭く、車は麓より一方向での通行規制となっている。スケッチは本殿前から日本一の大天狗で有名な中峯堂の拝殿を描いている。たくさんの堂宇が立ち並び、熱い信仰を集めている。

 

 

 

沼田坂東三十三観音 水彩画 リストA 休日画人の古刹めぐり
沼田坂東三十三観音 水彩画 リストB 休日画人の古刹めぐり

 

 

 

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