<<参考情報>>reference
・縁起不明。2015年に再編される。
・新潟県全域に分布しているが、特に中越~上越に多い。
・各寺院に越後薬師の表札が掲げられている。
・スタートは中越の魚沼地区から。続いて弥彦山の南側を練り歩き、新潟市中心部へと札所をめぐっていく。終盤は下越の胎内地区へと。ところが最後は大きく上越地方にジャンプし、般若寺で結願となる。番外の国分寺も上越に。順打ちには苦行となる。
<<ぷち情報>>petite info
新潟は、やっぱ日本の米どころ。
今回は久々の薬師霊場をめぐる旅。魚沼地域からスタートするこの旅では『米どころ新潟』を目の当たりにすることが出来る。新潟県には有名な越後三十三観音霊場があるが、越後薬師霊場は24ヶ所をもって霊場が構成されている。札所自体は上越、中越に多くが偏在するものの県全域に広く分散している。行く先々では圧倒的な水田の広がる。縁起には2015年に再編との情報があり各寺には大きな表札が掲げられてあるのでとてもわかい。またほとんどが大きなお寺で構成されているので比較的容易に巡拝ができる。
今回の口絵の円福寺は、越後二十四薬師の第五番札所。新潟県長岡市内を流れる信濃川沿いの西エリア。河川堤防脇の一段低くなった場所にある集落に鎮座している。山門と鐘楼とが一体化して鐘楼門。またそこには小柄な阿形、吽形の仁王さまの石像があり、珍しい山門の風景を見せてくれる。