<<参考情報>>reference
・1991年(平成3年)に会津五薬師をベースに発足。
・福島県の会津地方に分布する薬師霊場。
・ルートは会津地方北東の磐梯町の恵日寺より始まる。喜多方市、会津坂下町と進み、会津の中心部を取り囲むように左回りに巡拝をしていく。最後は南エリアの会津美里町で旅を終えることになる。
<<ぷち情報>>petite info
会津地方には。
日本遺産として登録された会津三十三観音だけではなく、その他にもさまざまな霊場が現存しています。
今回の旅の舞台である会津十二薬師霊場は、徳一上人により開創といわれる会津五薬師を包含した十二ヶ所の薬師霊場で構成されています。徳一上人とは、最澄・空海と同時代に活躍し、最澄・空海との論争がいまも伝記として残っているといわれる時代のスーパースター。十二薬師霊場の成立は近代で1991年の開創となっています。
今回の口絵の大正寺は、会津十二薬師霊場の第二番札所。絵は山門をフレームとして、本堂を真正面に見る構図で描いています。