<<参考情報>>reference
・1751年(宝暦年間)以前には成立していたとの情報あり。
・宮城県北西部。旧加美郡一帯に分布。
・堂宇の割合が多く、神社に替っている箇所もある。案内板などはない。
・加美町役場に『加美三十三観音』のA4版の冊子あり。
・行程は加美町宮崎の落合大乗院跡からスタート。まずは西エリアに向かうことになるが難関が続く。中盤になり色麻町・加美町の市街地に至り場所はわかりやすい。後半は北エリアの山沿いを西へ進むことになるが、いくつもの難関が待ち受けている。難易度は高く事前調査が必須である。
<<ぷち情報>>petite info
ちょっと無理かなあ。。。。
加美三十三観音の事前調査を行う中、あまりに情報が少なく、半分いやそれ以上諦めかけていました。そんな折、ダメ元で加美町役場にメールをしたところ、なんと昭和期にまとめたと思われる資料のコピーを送ってくださいました。感謝感謝。いろいろ難解だった部分が氷解し、あとはぶっつけ本番と巡拝にさっそく出かけることにしました。
加美三十三観音は宮城県北西部の加美郡一帯に広がる観音霊場。大きな寺院は少なく、ここは将に穀倉地帯。山の際まで水田が広がり、稲穂がそよぐ風に乗って手招きしてくれていました。
今回の口絵の長昌寺は、加美三十三観音霊場の第十番札所。唐破風を有する本堂。本堂脇にきれいに石柱石仏が立ち並び、その中に一際おおきな観音様が祀られています。全般的に素朴な佇まいが多くほっこりとした気持ちにさせられます。