<<参考情報>>reference
・江戸初期に開創との情報も見られる。
・山形県米沢市の市街地に集中。こじんまりとした札所。
・廃寺1ヶ所。道路は一方通行が多い。
・スタートは茅葺屋根の笹野観音(置賜三十三と重複)から。まずは北上しながら川沿いの寺町をめぐる。お寺が林立している。中盤は市役所付近を西に進むことになる。最後は寺町に戻り結願となる。
<<ぷち情報>>petite info
街のこんな狭いエリアに集まって。。。。
山形県には数多くの観音霊場が現存。今回の米沢三十三観音は米沢市街中の実に狭いエリアに点在しています。歴史的にみると、ここ米沢に上杉景勝そして家臣の直江兼続が減俸移封されてきた時に大きな町割りの変更が行われ、米沢城(上杉神社)を中心とし東側と北側にお寺を集め防衛拠点としての街づくりがされたようです。したがって東寺町、北寺町には多くのお寺が林立したようになっており、米沢観音霊場はこのエリアを含む巡拝順路となっています。
今回の口絵の照陽観音は、米沢三十三観音霊場の第四番札所。街の中心から南へ向かう大通り県道二号線の沿線。交通量が多くこの近辺にもいくつもの仏閣が立ち並んでいる。照陽寺には本堂へ向かう参道の右手に立派な観音堂があり専用の参道を有しています。米沢を車で廻る方は一方通行の箇所が多いのでご注意を。