<<参考情報>>reference
・1754年(宝暦四年)の記録が現存すると云われる。
・栃木県足利市を中心に近隣へも点在。
・ルートは足利市と邑楽町の境付近の慶性寺からスタート。前段では南エリアの太田市・大泉町の札所を訪ねる。中盤以降は足利市を流れる渡良瀬川沿いを訪ね歩く旅となる。
<<ぷち情報>>petite info
両野 = 上野 + 下野 !!!
ウィキペディアによれば、両野とは上野国と下野国を併せた地名。現在は栃木県南西部から群馬県南東部にまたがる一帯を指すことが多い、と。
そんな土地に祀られているのが両野三十三観音。初段の邑楽郡(おうらぐん)周辺の札所は事前準備をきちんとして出かけないと巡れそうにないのでご注意を。訪れたのは春。各所で満開の桜をみることができました。桜はなぜか心を癒してくれます。日本の春はいいですねえ。
今回の口絵の慶性寺は、両野三十三観音霊場の第一番札所。寺領は大きくはないものの、山門に続く整備されたちっちゃな参道、小ぶりな山門そしてこじんまりとした本堂と程よくコンパクトにまとまっています。ちょい斜めからのアングルでそんな寺院の景観を描いてみました。